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明治15年6月28日

今日は片山津温泉開湯記念日です。

そして本来の「湯の祭り」の日です。

先程、薬師如来様の御宝前において私一人でしたがお参りをいたしました。

 

片山津温泉は苦労、苦心して自然の恵みである温泉を人間が浴せることにこぎ着きました。

開発工事には財産をなげうった先人もいたことでしょう。

工事の途中でケガや命を落とした先人もいたことでしょう。

 

温泉は地球が、自然がつくりだしたものです。

表現はやんちゃですが、地球が、自然が勝手につくりだしたものです。

 

でも、我々は勝手に使ってよいものでしょうか。

温泉を使えることが、温泉が湧き出ていることが当たり前だと思ってよいのでしょうか。

そうではありません。

 

折に触れ、感謝の心を忘れてななりません。

感謝を地球と自然、先人達、お薬師様に最もお伝えするべき日が開湯記念日であるはずです。

片山津温泉は開湯の日がわかっているのですから、この日をもっともっと大切にすべきです。

 

来年、片山津温泉は開湯130周年を迎えます。

温泉が湧き出ていなかったら、そして先人達が苦労して温泉に浴せるようにしてくれなかったら

片山津温泉などと言う町は存在しないのです。

町に住む我々も存在しないのです。

 

有り難や、温泉。有り難や、薬師如来。

 

合掌

 

 

2011年6月28日